書き方の慣習

  1. 関数の書き方
  2. インデント
  3. コメント


T 関数の書き方

前節ではフォーマットは自由と言いました。
しかし、だからと言ってみんなが自由に書いてしまっては、
複数人でプログラムを書くときに見にくくなってしまいます。
そのため、いくらフリーフォーマットといえど暗黙のルールみたいなものがあります。

先ほどのプログラムを見てみましょう。
[プログラム]
int main(void) { return 0; }
すべてを1行に詰め込んでしまっているので、見づらいですよね。
一般的には次のように書きます。
[プログラム]
int  main(void)
{
	return 0;
 }
このような書き方をすれば、読みやすくなり、
関数の始まりと終わりかわかりやすくなります。


U インデント

先ほどのプログラムをもう一度見てみましょう。
[プログラム]
int  main(void)
{
	return 0;
 }
retrun文が右にずれていると思います。
これはインデントと呼ばれるC言語での特徴的な書き方です。

インデントは階層構造を表すために使用します。
C言語では { } で囲まれた中の文は少し右にずらすことが慣習となっています。
インデントにはタブ(Tab)キーを使うことが慣習です。

最近の開発環境やテキストエディタを使用している場合、
{ を入力すると自動的にインデントする機能が備わっています。


V コメント

簡単なプログラムであれば、見ればその内容はすぐにわかります。
しかし、普通プログラムを書くなら、数百行から数万行にわたる複雑なプログラムになります。
(ふつうはファイル分割しますが)
これほどの複雑なプログラムになると一見しただけでは、その内容はわかりません。
プログラムの中に説明を入れておけば、ずっと読みやすくなります。

C言語には、プログラムに説明を入れておける機能があります。
これをコメントと呼びます。

C言語では、/* */ではさむことで、その間のすべてをコメントにすることができます。
また//を書くことによって、その行の後ろをコメントにすることができます。
このコメントはプログラムの動作には一切影響を与えません。
[プログラム]
int  main(void)
{
	/*ここ 全部
	コメント です*/
	return 0;		//ここもコメントです
 }
コメントの書き方については何も慣習はありません。
少ししか書かない人もいれば、やたらとコメントを入れる人もいます。
他の人が読みやすくするというのもそうですが、
書いているうちに自分もこのプログラムは何をしているのか忘れてしまいます。
できるだけ、読みやすくなるようにコメントは入れておきましょう。

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