日本語の文章を書くとき、段落、文、単語、文字というように分解することができます。
C言語でも同じように文法的に分解することができます。
C言語を文法的に分解したとき、その最小単位をトークンと呼びます。
トークンとは、単語に当たるものです。
先ほどのプログラムを見てみましょう。
[プログラム] int main(void) { return 0; } |
[トークン分割] int main ( ) { return 0 ; } |
C言語のフォーマットは自由ですが、
書き方のルールはたった1つだけあります。
それはトークン同士をつなげてはいけないということです。
次のプログラムを見てください。
[プログラム] intmain(void) { return 0; } |
C言語にはその他にもルールがあります。
まずは、大文字と小文字を区別することです。
たとえば、mainとMAINはスペルこそ同じではありますが、
まったく別のトークンであると判断されます。
また文の終わりには必ず;(セミコロン)をつけなければいけません。
先ほどのプログラムではreturn文の最後に;をつけていました。
これを忘れると、エラーが出てしまいます。
1つ注意するべきことがあります。
それは、C言語では全角文字を認識できないことです。
画面に表示させる文字列には使用できますが、
プログラム自体では全角文字は使用しないように注意してください。
特に全角スペースは気づきにくいので特に注意が必要です。