書き方のルール

  1. トークン
  2. フォーマットは自由
  3. その他のルール


T トークン

日本語の文章を書くとき、段落、文、単語、文字というように分解することができます。
C言語でも同じように文法的に分解することができます。

C言語を文法的に分解したとき、その最小単位をトークンと呼びます。
トークンとは、単語に当たるものです。
先ほどのプログラムを見てみましょう。
[プログラム]
int main(void) { return 0; }
これをトークンに分解すると次のようになります。
[トークン分割]
int
main
(
)
{
return
0
;
}
これ以上分解してしまうと、意味が変わってしまいます。
たとえば、 mainをma inとしてしまうとエラーが出て動作ができなくなってしまいます。
そのため、トークンを最小の単位としています。


U フォーマットは自由

C言語のフォーマットは自由ですが、
書き方のルールはたった1つだけあります。
それはトークン同士をつなげてはいけないということです。
次のプログラムを見てください。
[プログラム]
intmain(void) { return 0; }
このように書くとエラーが出てしまい動作できません。
これはintとmainがくっついて書かれていることが問題です。
しかし、例外もあります。
それは記号同士はつなげて書いてもよいことです。

記号はあらかじめ決められた1文字なので、つながっていても区別はできます。
しかし、先ほどのintmainの場合、どう見てもいつのトークンにしかみえません。
このルールを守っていれば、どんな書き方でもかまいません。


V その他のルール

C言語にはその他にもルールがあります。
まずは、大文字と小文字を区別することです。
たとえば、mainとMAINはスペルこそ同じではありますが、
まったく別のトークンであると判断されます。

また文の終わりには必ず;(セミコロン)をつけなければいけません。
先ほどのプログラムではreturn文の最後に;をつけていました。
これを忘れると、エラーが出てしまいます。

1つ注意するべきことがあります。
それは、C言語では全角文字を認識できないことです。
画面に表示させる文字列には使用できますが、
プログラム自体では全角文字は使用しないように注意してください。
特に全角スペースは気づきにくいので特に注意が必要です。

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